絵の具と塗料

絵の具と塗料はある意味で同じようなものです、
そして両者はまったく違うものでもあります。


目次


絵の具と塗料の比較

物質化学的には両者は基本的に同じ物です。

筆者はかつて「ペンキは絵の具なのではないか?」という質問をされたことがありますが、そうであるとも言えるわけです。
安いからといって高価な絵の具に色が劣るわけではありませんし、実際ペンキで絵を描くこともできるので「ペンキは絵の具である」と言っても間違いではないわけですが、絵具として作られているわけではありません。


その用途

絵の具と塗料の差は用途の違いで、絵の具の場合それは「色を付ける」ことです。塗料の方は必ずしも色を付ける必要はありません(透明でも構わないでしょう?)。
一方、塗料の方は総じて「表面を覆うこと」が目的で、塗ることでその内側を保護し、表面を整え、"つや"や色を付けることを目的とします。
このように考えていくと、絵の具というものは「着色」に限定された特殊な塗料であるということも出来るでしょう。

英語で"paint"という名詞は「塗るもの」の意味で、日本語では塗料(ペンキ)と絵の具の両方に相当します。両者の区別はありません。とくに絵画に用いるものを指すときは「色」の意味も持つ"color(s)"を用いることになるようです。
さて、実際に物として「塗料」と「絵の具」の違いはあるのかというとありません。意外に思う人もいるかもしれませんが「塗料」と「絵の具」の違いは用途によるもので、物質的(科学的)な要素はほぼ同じものです。
したがって塗料を絵の具として用いる事は可能ですし、コストや耐久性等を無視すれば絵の具を塗料ととして使うことも不可能ではありません。(する人はいないでしょうが。)


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